今まで安かった軽自動車の税金が上がることが閣議決定され、軽自動車持ちの家庭は悲鳴を上げていることだと思いますが諦めるのはまだ早いです
「ミニカー」
というものを知っていますか?
勿論ふざけているわけではありません、おもちゃのミニカーではなく、日本の車の法律でミニカーと定められている区分の乗り物があるのです、今回はその「ミニカー」について詳しくお話をしたいと思います。
ミニカーというのは日本法律で50cc未満(0.6kw)以下のエンジンを詰んだ自動車のことを言います、軽自動車が660ccですので実に軽自動車の1/10以下の排気量ということになります。
乗員は最大人数が1人で最大積載量は30キロまでと決まっていて、高速自動車国道と自動車専用道路は走行できません。
一人暮らしで近所に会社があって家族の居ない方には便利かも知りませんね。
運転するのに必要な免許ですが、普通自動車免許が必要となります、日本で市販されているミニカーは全てATですのでAT限定免許があれば問題ありません。
さて、これだけでは軽自動車と比べるとデメリットしか無いのでメリットを書きたいと思います。
まず少しややこしい話になるのですが、日本の道路にはある2つの法律が常に適応されています、その2つの法律とは。
【道路交通法】と【道路運送車両法】です。
それがミニカーのメリットとどう関係があるのかということなのですが、道路交通法では
【総排気量〇・〇五〇リツトル以下又は定格出力〇・六〇キロワツト以下の原動機を有する普通自動車】と定められており運転には普通自動車免許が必要になりますが
道路運送車両法では50cc未満のエンジンを詰んだ乗り物を【原動機付自転車】と定義しています。
どういうことか分かりやすく説明しますとミニカーは
【運転には普通自動車免許が必要になるが、法律は原付の法律が適応される】
という少々不可解な立ち位置の乗り物になってしまっています。
なので、道路運送車両法上はミニカーは「車」ではないので、シートベルトの着用義務はないし、車検もないですし、車庫証明も必要ありません、だって法律上は「原付」扱いなので・・・。
勿論税金も原動機付自転車扱いですので非常安いですし、任意保険も原動機付自転車と同じ金額で入れます、勿論ファミリーバイク特約でもミニカーは保険の対象内にされていることが大多数です。
ということでまとめると、ミニカーは運転するには普通自動車免許が必要で、一人乗りで、最大積載量は30キロまでだけど、車庫証明は要らないし、60きろまで出せるし、二段階右折は要らないし、税金も保険料も安いというとてもお財布にやさしい乗り物になっています。
今現在一人暮らしで移動に軽自動車を使用している人はミニカーへの買い替えを検討してみてはいかがでしょうか?